ツァンク試験、尋常性天疱瘡、皮膚生検、ボーエン病の手術、Stevens Johnson、KOHの検鏡がたくさんと様々なことが起こり、一か月は流れていった。
皮膚科は必ずしも楽しくはない。しかしこれならもしかしたら自分にもやれるかもしれないとも思う。
四月から月二回義務の一人当直が始まった。
私はなんとか二回を乗り越えた…指導医の消化器内科医は「よく一年でここまで育った」と裏で私のことを誉めてくれていたらしい。
とても嬉しいことだ!知らないことは知らないと開き直り、臆病さと共に進んでいく…
大学の皮膚科には知り合いが多い。
皮膚科もありだな!と軽薄な私は考える。
ともあれ私は寝たい。素敵な人と結婚したい。楽しいことを探したい。
私は何が楽しいのか?
空谷子しるす