専攻医

もはや私は立場上初期研修医ではなくなった。

某大学のなかで私は小児科医として勤め始めた。

「○○先生と同じことができるようにならないといけないんだからね」

「患者のことは全て把握しないといけない」

と、病棟医長は仰る。

私は少しでも自分が成長すること、患者の害にならないことだけを考えている。

専門医の資格がとれるかどうかはわからない。明日のことを思い煩うなと聖書にある。私はその通りにしようと思う。

大学病院は極めて複雑な病態の方々ばかりである。今の自分にはわからないことが多い。

自分がどう言われたとしても、患者の害にならないために動きたいと思う。

ようやく一週間たち、体は重たい。

うまくいくことを祈る。

空谷子しるす

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