活動報告 2022年6月19日

コロナ禍でWeb上の活動を行っておりましたが,数年ぶりのリアルでの会合となりました.

○ラカンの勉強会
精神科医・思想家であるジャック・ラカンの講義録『不安』(岩波書店)をテキストにした勉強会を行っています.本日からテキストも後半に差し掛かりいよいよ表現が複雑さを増して参りました(汗) 先輩のレジュメを参考に少しずつ噛み砕き,ディスカッションをする中で,以前よりも欠如,対象a(アー),欲望,不安,倒錯,外傷といった概念について親しみを持てるようになって来たような気がいたします.

○映画鑑賞会
続いて映画鑑賞会を行いました.映画については,この映画を推奨してくださったSさんの文章を引用しておきましょう.

(以下引用)皆さんご存知かもしれませんが、ラカンの奥さんは、バタイユの奥さんでした。バタイユの奥さんは、ジャン・ルノワールの映画に出たことがあります。ジャン・ルノワールは、有名な画家オギュスト・ルノワールの息子です。バタイユーラカンの奥さんは、息子ルノワールの中編『ピクニック』で主人公を務めました。この映画、ロケの途中で悪天候に見舞われ、未完成に終わり、そのままお蔵入り。撮影済のフィルムはナチスに没収されてしまいます。戦後、シネマテークフランセーズの館長とプロデューサーがフィルムを集め、ルノワールの承諾を得て、作品を完成させました。ルノワールは作品の完成に寄与しませんでしたが、出来上がった作品はルノワールの傑作のひとつに数えられています。(以上引用終)

小一時間と短いのですが,一つ一つのカットや台詞に暗喩やオマージュが込められております.集中して鑑賞しました.現代の我々が『不安や欲望』といったテーマで映画を作るならばどのような内容にするだろうか?というSさんの問題提起で幕を閉じました.

○報告会
お昼休憩をはさみ(各自が持ち寄ったパンやチーズや缶詰を食べました)午後は近況等報告会となりました.其々の職場での活動や,今後の展望について語りました.日本酒と豆腐,発達と学習,音楽と読経,図書館のあり方などなど多彩なテーマで対話を重ねました.

本日は充実した一日となりました.当初やや長いかと考えていた7時間はあっという間に過ぎてしまいました.

今後とも臨床文藝医学会(りんぶん)を宜しくお願いします.

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